Windows PCが非稼働の状態には、「シャットダウン」「スリープ」「休止状態」の3つがあります。
たとえば仕事の途中で離席するときなど、パソコンをどのような状態にするのがベストか、迷ったことはありませんか?
3つの状態のちがい
シャットダウン
パソコンが完全に電源OFFの状態なので、電力消費はほぼゼロです。
休止状態
編集中のデータをいったん保存してから、電力消費を減らします。
スリープ
開いているプログラムの状態やデータを保存せずに(そのままの状態で)電力消費を減らします。
電力の消費量は 少ない順にシャットダウン < 休止状態 < スリープです。
逆に復帰の電力は 短い順にスリープ < 休止状態 < シャットダウンで、
復帰にかかる時間は スリープ < 休止状態 < シャットダウンの順で長くなります。
どの状態にするのがいちばんいい?
電力の消費がいちばん少ないのはもちろん「シャットダウン」ですが、電源ONの際 プログラムや常駐アプリの立ち上げに たくさんの電力を消費してしまいます。
ですから毎回シャットダウンを繰り返すのが必ずしも”省電力”とはいえません。
電力をなるべく節約するには、パソコンを離れる時間の長さによって3つの状態を使い分けることです。
1時間以内の休憩なら「スリープ」、
数時間なら「休止状態」、
その日もうパソコンを利用することがないなら「シャットダウン」
…くらいを目安として考えればよいでしょう。
ともあれ数時間くらいでは電力消費もたいした差にはなりませんから(パソコンの性能にもよる)、使い分けに関してそこまで神経質に考える必要はありません。
休止状態にするには?
「休止状態」はデフォルトでは電源メニューには含まれていません。
ここに「休止状態」を表示させるよう設定することができます。
まずスタートメニューを右クリックし、「電源オプション」をクリックします。
関連設定の「電源の追加設定」をクリック。
電源オプションのダイアログが表示されるので、「電源ボタンの動作を選択する」をクリック。
次の画面の下のほうに「シャットダウン設定」が表示されるのでココを変更したいのですが、グレーアウトしているのでこのままでは変更できません。
上のほうにある「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリックします。
「シャットダウン設定」の変更が可能な状態になるので、「休止状態」にチェックを付けて「変更の保存」をクリック。
これで電源メニューに「休止状態」が表示されるようになります。
おわり