今回の記事でご紹介するのは、2021年11月に発売された 一般ユーザー向けキーボードの最高峰、リアルフォース シリーズの第3世代(R3)です。
タイトルに『使用レビュー』と書いてますが、打鍵などについては(素人の)ほんの感想程度です。ある程度キーボードに詳しいかたには、この記事はあまり参考にならないと思いますので、その点はあしからずです。
リアルフォースのここがスゴい
まずは「リアルフォースって、何?」、というかたのために少しだけ紹介しておきます。
手元にあるモデル(R3HA11)の仕様をとりあえず要約しておくと、
「静電容量無接点方式/APC搭載/静音/ハイブリッド/日本語配列/112キー/ブラック&ダークグレー/キー荷重45g」
…と、こんな感じです。
静電容量無接点方式
いちばんの売りは、なんといっても「静電容量無接点方式」。
一般的なメカニカル・キーボードと比べると、この入力方式の製品、実は数えるほどしかありません。
簡単にいえば、キーが底に到達しなくても、キー入力が認識される機構です。
「速い」・「正確」・「疲れない」の謳い文句は伊達ではありません。
ちなみにキー配列は、現段階でのモデルは「日本語配列のみ」。
打鍵音は、一般的な赤軸メカニカル(静音モデル)と比較してもかなり静かめです。
「カタ…カタ…」ではなく、「トッ…トッ…」、って感じ。
これを「うるさい」なんて言う人は相当なもんです。
少し触った感じではチャタリングの対策も問題なさそう。
APC(アクチュエーションポイントチェンジャー)
R2(第2世代)の上位モデルにのみ搭載されていた「APC」機能。
R3からはこれが全モデルに搭載されました。
「静電容量無接点方式」のことは前述しましたが、「APC」はキー入力を認識する地点(ポイント)の深さを調節できる機能です。
R2は3段階(3.0㎜・2.2㎜・1.5㎜)で、R3は新たに0.8㎜が加わった4段階となっています。(※これまでよりさらに細かな調整が可能)
本体とキーとのあいだにキースペーサーを取り付ければ、ノートパソコンさながらの浅いキーストローク(ロープロファイル)に調整することも可能です。
R2のAPC搭載モデルには、キースペーサーが付属しているものがありましたが、残念ながらR3は全モデルで別売りとなってしまいました。(*2㎜・3㎜のセットで2,000円前後)
私はキーストローク浅めが好みなので、すでにAmazonにてこのキースペーサーは発注済みです。
ただでさえ、前モデルと比べると本体価格が上がっているのに。
これでいよいよ一般層にはさらに手が出しづらくなってしまいましたね…。
ラインナップにbluetooth搭載モデルが登場
今、私の手元にある「R3HA11」は、「ハイブリッドモデル」といわれる、USB接続/bluetooth接続の両方に対応したモデル。
こちらはケーブルの取り外しが可能です。(※「USB接続のみ」のモデルはケーブルの取り外しが不可。)
本体内にバッテリーは非搭載で、「電池」または「USB給電」です。
充電池も もちろん使用できますが、それを本体内に収めた状態で充電することはできません。
その他
旧モデルと同様、Nキーロールオーバーの仕様は「全キー同時押し」にもちろん対応しています。
まぁ、ゲームはしない、タイピングもそこそこ、という私にはあまり関係のない機能です。
結局のところ、おススメは?!
「新しい機能を使ってみたい」というかたなら、迷わず「R3」でしょう。
ただ、普段使いとしては、お世辞にもコスパが良いとはいえません。
…あえて言います、、やはりおススメは旧モデルの「R2」。
(ちなみに今の手持ちの「R3」は妻からのプレゼントです。)
ネット上でいろいろ調べてみると、打鍵感は「R2とR3で大差はない」との感想も多く。
「bluetooth接続は使わない」というかたなら、正直「R2」一択だと思う。
まぁ新モデルとの約1万円の価格差は大きいってことです。
あとは、ゲーミングデバイス寄りにスタイリッシュになってしまったのも、個人的には不満。
「R2の無骨なデザインが好きだったのに…」と思ってしまったのは ワタシだけではないはず。
価格帯も今のところ落ち着いてますし、すでに製造は終了しているでしょうから、新モデルが出たばかりの今がR2の買い時かな。
こればっかりはR3の売れ行き(人気)にも左右されるでしょうが、R2の価格が今より下がることはないと個人的に予想。(R2を欲しいって思ってる人はたぶん多いのでは?)
私がお財布に余裕があれば購入したいと思ってるモデル(R2)はこちらです(↓)。
APCや全キー押しなどの機能が加わった、おそらく節目のモデル。
単なる所有欲ですが、この名機(R2)も市場から消えてしまう前にできれば手に入れておきたいものです。
まとめ
キーボードについて偉そうに(?)語ってきましたが、正直なところキーボードにこだわり始めたのはつい半年前。
以前の記事で紹介した、SANWA(サンワ)のメカニカルキーボードを使い始めたときからです。
「キーボードなんてキーが軽ければなんでもいいよ」
そう思って、これまで20年以上ものあいだ、2~3千円のキーボードを買い続けてきました。
興味本位で1万円くらいのSANWAメカニカルキーボードをポチったのが、私にとっては「目からウロコ」だったわけで。。
1週間後にキースペーサーが届きます。
試打をしたかぎりでは、現状、キー荷重もストロークも私好みではないので、キースペーサーが届いてからが「リアルフォース」の本領発揮、その本当の実力を実感できるのではと思っています。
(キー荷重は残念ながら手持ちのモデルでは変更のしようがありませんが、打鍵の感覚が多少変わることに期待しています。)
その結果は…また後日、ということで。