「動画をアップしたいけど 顔出しはNG!」
こういう人って けっこう多いと思います。
「だれでもVtuber」は、実際の声に合わせて口が動くキャラクターを、デスクトップ上に表示させることができるソフトです。
今 流行りの3Dキャラクターを動かすようなものではなく 見た目シンプルな2Dですが、ソフト名のとおりだれでも簡単に設定し扱えることが分かったので今回記事にしてみました。
準備
事前に準備するものは2つ。
①マイク
音声を入力できる機器であれば何でもOKです。
②表情のちがう4枚の絵
イラストは自作するほかに、似顔絵ツールを利用する方法もあります。
下はおすすめの似顔絵作成サイトです。(↓)
音声でイラストを動かすだけですから、カメラは必要ありません。
無料版(旧バージョン)
「無料版」は機能に制限はあるものの、十分に実用に足るものでした。
インストール
まずは下のサイトにてソフトをダウンロード。(↓)
ダウンロードが完了したらzipファイルを解凍し、インストールをおこないます。
インストールは案内にしたがって進めるだけ。
設定
ソフトを起動してみます。
①入力音声の選択
②4枚の画像の選択
①入力音声の選択
「音声入力」から、音声を適用するデバイスを選択します。
「音量確認」から、イラストが動作する(口を開く)音声のレベルを調整できます。
②4枚の画像の選択
4つのタイプのイラストを、指定された枠でそれぞれ選択します。
⑴ 目開き・口開き
⑵ 目開き・口閉じ
⑶ 目閉じ・口開き
⑷ 目閉じ・口開き
指定された枠にイラストを入れれば、「一定間隔でまばたき」「音声に反応して口を開く」という2つの動作を自動的にやってくれます。
イラストははじめから透過処理をしてある画像(透過PNG)を使用するのがおススメです。
(※透過背景色の設定が不要。「透過処理」の方法については下の記事から。)
設定がすべて完了したら「開始」をクリック。
デスクトップ上にイラストが現れます。
イラストの位置はドラッグで調整できます。
【動画】実際のモーションはこんな感じです。(↓)
※画面の操作パネルは「有料版」のものです。
実行をキャンセルするときは、ツールバーから「ウィンドウを閉じる」をクリックします。
有料版(新&旧バージョン)
『有料版』には以下の2つのバージョンがあります。
上は、従来の無料版にそのまま機能が追加されたもの。
下は、設定画面のデザインが新しくなったものです。
より見やすくなった、「Ver2」のほうがおススメです。
以下のサイトからインストールします。(↓)
無料版と比べると、より分かりやすく(見やすく)なっていますね。
下は設定が終わった画面。(↓)
無料版とのちがいは?
詳細な設定や実行中のリアルタイム設定が不要であれば「無料版」でも十分だと思います。
お試しのあとに「有料版」の購入をおすすめします。
実行中の操作ができる
「開始」をクリックすると操作ダイアログが表示されるので、実行中でも細かな設定が可能です。
揺れや傾きの角度・速度などを調整することができます。
イラストの拡大・縮小ができる
少し大きめのイラストを登録しておけば、拡大・縮小が自在です。
「無料版」の場合は この操作ができないので、イラストは取り込む前に あらかじめサイズの調整が必要です。
4セット登録できる
4枚×4セットの登録が可能。(無料版は1セットのみ)
セットの切り替えは、ショートカットキーにも対応しています。
入力ゲインが調整できる
「有料版」を購入した決め手はココ!(私の場合)
口を開く音量の調整は「無料版」でもできます。
ただ、私が入力につかっているオーディオインターフェース(AG03)では、通常のゲインの設定では(※音量ほぼMAXで使用)ソフトのメーターが振り切れてしまうので、そもそも調整自体できませんでした。
かといって AG03のゲインを中以下にすれば、収録の音声として音量不足。
その点「有料版」なら、オーディオインターフェース側の音量を最大し、ソフトのほうでゲインを下げることができます。
(※この問題さえなければ無料版で済ませるつもりでしたが…。)
以上、「だれでVtuber」の設定方法と紹介でした。(おしまい)