システムに中華ストレージを使うのはやはりムリがあった、って話

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今回は、巷(ちまた)で勢力を増しつつある”蝉族”のSSDに関するつぶやきです。

購入当初からの不調にいろいろとストレスを抱えつつこの筐体を使用してきましたが、内部を少し弄ったことでソコからようやく抜け出すことができたので、ひさびさにブログを書いているというわけ。

さっそく本題ですが、6ヶ月前に購入したパソコン工房の『STYLE∞』

これまで使用してきたパソコンから性能のほうは数倍アップです。(↓)

【昨年までのPC】※Windows 10
i7-4770 × DDR3-16GB × SATA-SSD(グラボなし)

 ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

【買い替え後】※Windows 11
i5-14400F × DDR5-32GB × M.2 Gen4 × RTX3060

ところが蓋を開けてみると、なぜか大昔のパソコンにも負けてしまうほどモッサリ動作

当然ながら買い替えたのを昨日まで後悔していたわけです。

”不調”というのはおおまかには以下のとおりです(でした)。

  1. たびたび起こる2~3秒のショートフリーズ
  2. ソフトの起動がやけに遅い。
  3. 動画編集ソフトの動作がもっさり。音声の波形もウィンドウ幅の半分くらいまでしか表示されない。
  4. マウスカーソルの動きが悪い。反応が頻繁に途切れる。

通常このような場合は、パーツごとに問題点を切り分けて探るのですが…。

増設した記憶装置を除いてはすべて新品ですし、まさかパソコン工房さんが初期不良を見逃すとも思えません。

やはりいちばん怪しいのはシステム、つまり、”Cドライブ”です。

実はこのパソコン、開梱してすぐに、システム用のメインストレージを換装してまして。

このBTOパソコンにもともと付いてたシステムストレージはこれ(↓)

転送速度は6000MB/SのGen4

メーカーが分かりづらいですが、”CFD”製です。

一方こちらが換装に使用した「Hanye」製。(↓)

転送速度が7450MB/Sの、こちらももちろんGen4です。

購入時はこのスペックでは最安値の約1万4千円でした。

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とりあえず このSSDが怪しいとは思いつつ、原因もハッキリしないのに また新しいのを購入する気にはなれません。

そこで試しにサブストレージとして使っていたGen3のほうにシステムを移し替えてみる。(これ↓)

すると、先に述べた不調はすべて解消…。

そもそもこのSPのSSDは、転送速度は2500MB/SのGen3で、Hanyeと比較すればだいたい3分の1程度の性能しかありません。(※価格はだいたい同じくらいです。)

…にもかかわらず、起動から動作まで爆速。動作も安定化。

Gen3を侮るなかれ

本題にもどり…、では、このHanyeのSSDのどこに問題があったのか?

実は、データ転送速度は実測で公称値に近い値が出てるのを見るかぎり、特に問題なさそう。(↓)

上は過去に計測したものですが、数値は現在もほぼ変わらずでした。

さらにDiskInfoでもエラーは検出されませんでした。

試しに、ストレージ内のシステムを抹消し終えたあと、300GBほどのデータを転送してみましたが、途中で速度の低下が見られたものの、8分足らずで完了したのでおそらくは正常です。(転送元はGen3で計測)

つまりは、データ保管用のストレージとして使うにはまったく問題ないようです。

そもそも頻繁に起こっていたショートフリーズは、システムがクラッシュする前兆とも取れますし。
危なすぎてこのまま使い続ける勇気はありません。(…というかこの状態でよく半年も使ってきたな、って思う。)

あとはマウスの動作にも影響してたのは予想外でした。(カーソルも安定動作になりました。)

システムを抹消する前にHanyeをもう一度パソコンに挿してみましたが、またモッサリ動作に逆戻りだったので、この子が原因だったことは確定。
もしかするとマザボやチップセット(B760)との相性もあるのかもしれませんね。

いずれにせよ、システムストレージにはそこそこ知名度のあるメーカーを使ったほうがいいのかな、って今回思った次第です。

とはいってもコスパは優秀な中華SSDです。

現在は中国も技術力が向上しているので、数年も経てば安定動作するものが市場に出回るようになることを期待しつつ。

そんなわけで今回は、中華SSDをメインストレージとして使用するとこんなことも起こりうるよ、って話でした。(おしまい)

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