エクセルでレイアウトを変える作業などで、1行おきに行を挿入したい場合があります。


通常のやり方だと、かなりの時間と手間がかかってしまう作業です。
この記事では、そのような作業を行数にかかわらず1~2分でできる方法を紹介します。
(※方法は記事後半にて。)
通常の方法
方法1:「右クリックで挿入」
「行番号を右クリック」→「挿入」。
これを繰り返すのが一般的な方法です。

方法2:「ショートカットキーで挿入」
方法1よりも簡単なのは、Ctrl++ のショートカットキーで挿入する方法。
(※削除は Ctrl+- です。)

まとめて挿入する方法
方法3:「クリックで挿入」
「数行だけど、まとめて挿入したい」、…という状況であればこの方法。
まず Ctrl+行番号をクリック でひとつひとつ「選択」していきます。
(それぞれの上の行に挿入されるので、2行目以降を選択する。※1行目の選択は不要。)

選択が終わったら、選択範囲内にカーソルを置き、「右クリック」→「挿入」です。

こうなります。(↓)

方法4:「並べかえで挿入」
かなり多くの行に、1つおきにまとめて挿入する方法です。(※数十秒でできます!)
表の右端に1~10までの連番を入力しておきます。
(連番は並べかえ用です。また、連番の数は行の数によって変えてください。)
まずは、連番の入力方法から。
まず最上部に「1」を入力し、そのセルの右下を右クリックでドラッグします。(注:右ドラッグは通常あまり使用する場面がないですが、ここはお間違いなく。)

右クリックした指を離すとダイアログが表示されるので、「連続データ」をクリック。

するとこの状態で、連番の入力が完了します。

入力した連番を、そのまますぐ下にコピペします。
( Ctrl+C でコピー → Ctrl+V で貼り付け。)

次に、並べかえたい部分と先ほど連番の範囲をまとめて選択し、
「データ」タブの「並べかえ」をクリックします。

並べかえのダイアログが表示されたら、先ほど連番を入力した列(画像の例では「列E」)を選択。
順序は「小さい順」(または「昇順」)を選択してから「OK」をクリックします。
ちなみに、連番の列には項目名がないので、「先頭行をデータ見出しとして使用する」のチェックは外したほうがわかりやすいです。(※外さなくても特に支障はないが、その場合は空白の列を選択する。)

下のように、1つおきに行が挿入されます。

最後に、並べかえ用で入力した右端の連番を消去すれば、1行おき挿入が完了です。
本記事の内容と直接関係はありませんが、ショートカットキーを覚えると作業効率アップです。(↓)