複数のウインドウを開いて作業をするとき、特定のウインドウを常に最前面(手前)に表示させたいことがあります。
ワタシは単調な作業を長時間やるときなど、サブディスプレイに小さなウインドウで、動画を再生させたりしています。
参照したい資料なども
常に手前にあると便利ですよね
これからそれを「PowerToys」・「最前面でポーズ」という2つのソフトを使って試していこうと思います。
ソフト①:PowerToys
Microsoft Storeを開き、「PowerToys」を検索してインストールします。
ソフトを起動したら、「常に手前に表示」を選択し、「有効」にしておきます。
下にスクロールして、ショートカットキーを確認します。
右の鉛筆のアイコンでショートカットをカスタマイズ(変更)できます
最前面に表示させたいウインドウをアクティブにした状態で、自分で設定したショートカットキーを押します。
適用されたウインドウに外枠が付き(システム音が鳴ります)、
これでウインドウは常に最前面に表示されたままになります。
最前面を解除するには、ウインドウをアクティブにして(クリックして)
同じショートカットキーを押します
(またはウインドウを閉じる)
外枠やシステム音の設定を変更することができます。
デフォルトはさすがに太すぎよね
複数のウインドウに対して設定することも可能です。
ちなみに上のように3つのウインドウに設定した場合、その3つの表示の優先順は通常と同じです。
(※3つのうちアクティブなウインドウが最前面になります。)
ソフト②:最前面でポーズ
インストールと設定
Vectorでソフトをダウンロードします。
ダウンロードが完了したら、右クリックで展開。
展開したフォルダを開き、「pause」をダブルクリックで起動します。
ソフトのインストールは不要です。
なにも起こりませんが、
すでに起動しています
最前面に表示させたいウインドウをアクティブにした状態で、Pause キー(または Pause Break キー)を押します。
これで他のウインドウが重なったとしても
指定したウインドウは必ず前面に表示されます
前面表示を解除するには、①もう一度 Pause キーを押す、
または、②ウインドウを閉じる。
一度起動したら常駐
「最前面でポーズ」は、ソフトを一度開いたらそのまま常駐します。
つまり 二度目からは(パソコンをシャットダウンするまでは)Pause キーのみで設定・解除をおこなうことができます。
フォルダを移動・削除ができない?!
Pause で前面表示を解除しても、ソフトは自動では終了しません。
ですから、この状態のまま「最前面でポーズ」のフォルダを移動や削除しようとすると、下のようなダイアログが現れてしまいます。
ソフトを終了させるにはパソコンを終了(または再起動)させればよいわけですが、再起動をせずに ソフトを強制的に閉じる方法はあります。
まず タスクバーを右クリックで、タスクマネージャーを開きます。
下の画像のような状態であれば、左下の「詳細」をクリック。
「パフォーマンス」のタブから、最下部にある「リソース モニターを開く」をクリックします。
「関連付けられたハンドル」に「pause」と入力。
「pause.exe」を右クリックし、「プロセスの終了」でソフトは終了します。
pause.exe はピン留めしておくと便利
通常のソフトやフォルダと同じように、ピン留めも可能です。