エクセルで、矢印キーを使ってカーソルを移動させようとしたら、セルが移動してしまうことってありませんか?
そもそも、エクセルは数値を扱うことに特化したソフトですから、文字列の編集においては予想とは反する挙動を見せることがあります。
カーソルを動かそうとするとセルが移動してしまう
下のように、新しいセルに文字列を入力したとします。
この状態から、たとえば「矢印キーで」という文字列を途中に挿入するため、矢印キーを使ってカーソルを移動させようとすると…。
セルがアクティブ(編集中)であるにもかかわらず、左のセルに移動してしまいます。
簡単にいえば、カーソルを移動させたい場面でセルが移動してしまうということです。
編集中にカーソルを移動させる方法
前述のような現象は、セル内に新規で入力する場合にのみ起こります。
セル内の既存の数値や文字列を再編集するときには、矢印キーでカーソルを移動させることはできますし、数式バーのなかで編集する場合も同様。
そもそも、連続で数値を入力するためのソフトですから当然のことです。
…とはいえ、エクセルをメモ帳代わりに利用したい人にとっては、マウスを使わず矢印キーでカーソルを移動させたいところ。
方法は簡単です。
セルを選択し、文字列を入力する前にキーボードの F2 キーを押す。これだけです。
( F2 キーは通常、ファイル名を変更するためによく使用するキーです。)
要は、セルをはじめからアクティブの状態にすればいいというわけ。
新規で編集しているセル内でも、矢印キーでカーソルを移動させることができます。
多少面倒ですが、現状ではこの方法しかなさそうです。(知ってるかたは教えてください。)
おしまい。