下の画像はWordで日本語の文章を入力したものです。
Wordのデフォルトの設定では、日本文のなかに英字や数字が含まれていると、半角スペース分くらいの隙間が空いてしまいます。
実際にはスペースが挿入されているわけではないので、BackSpace や Delete を使ってこの空白部分を詰めることはできません。
これは文章内の英字や数字を見やすくするために、前後に自動で隙間を空けてくれるWordの便利機能(おせっかい機能?)なのですが、上の例文のように日本語の場合は逆に不自然な見た目になるケースも多々あります。
この隙間を勝手に挿入させないようにする方法があります。
ここからは、段落内でのみ適用される設定なので、まず初めに該当の段落にカーソルを置いておく(選択しておく)必要があります。
(※ファイル内の文章全体に設定を適用させたい場合は、Ctrl+Aで全選択。)
「ホーム」タブから「段落」の小さな下矢印をクリックします。
「段落」のダイアログが開いたら、「体裁」タブをクリック。
「文字幅と間隔」にある「日本語と英字の間隔を自動調整する」「日本語と数字の間隔を自動調整する」のチェックを外し「OK」をクリックします。
文字間の不自然な空白部分が消えてくれます。(↓)
いちいちこの作業をするのが面倒な場合には、同ダイアログ内にある「規定に設定」をクリックし、「Normal テンプレートを使用したすべての文書」にチェックをつけて「OK」クリックします。
これで、以後に新規作成したファイル内の文章は、間隔を空けずに表示されるようになります。
間隔を空けるこの機能は、もともとは英文の見た目をスッキリさせるためのものです。
日本文の場合、自動調整はデフォルトをOFFにしておくのがおススメです。
(※設定は編集中いつでも切り替えることが可能。)
ちなみに、過去に保存した同一ストレージ内の文書に、この設定が自動的に適用されることはもちろんありません。(*そもそも勝手に一括で適用されてしまっては逆に困りますしね。)
過去に作成した文書には設定しなおす必要はあります。(おわり)