前回は、数行おきにセルを塗りつぶしたり、線を引いたりする方法について記事にしました。
>>【Excel】数行おきにセルを塗りつぶす方法(Microsoft 365)(*前回の記事)
今回は下の画像のように、2色使って複数行を交互に塗りつぶす方法です。
前回と同様に、条件は以下のとおり。
- 塗りつぶしが自動的に繰り返しおこなわれるようにすること。
- セルをコピペしても塗りつぶしの設定を維持できるようにすること。
なお、設定には「条件付き書式」を使用します。
見出しアリの場合の設定
まず、設定を適用させたい範囲を選択し、「ホーム」タブの「条件付き書式」から「ルールの管理」をクリックします。
今回は2色使うので、ルールも2つ設定する必要があります。
「新規ルール」をクリック。
「数式を使用して、書式を設定するセルを決定」を選択し、入力欄に以下の数式を入力します。
=MOD(INT((ROW()-2)/5),2)=0
入力が終わったら「書式」をクリック。
※この数値「5」は、同じ色で塗りつぶす行数が5行の場合です。
「塗りつぶし」から1色目の塗りつぶしの色(下の画像では薄い灰色)を選択し「OK」をクリックします。
プレビューで塗りつぶしが適用されていることを確認して「OK」をクリック。
1つ目のルール(1色目)の設定が完了しました。
ここからふたたび「新規ルール」で2つ目(2色目)を設定します。
先ほどと同様に「数式を使用して、書式を設定するセルを決定」を選択し、以下の数式を入力します。
=MOD(INT((ROW()-2)/5),2)=1
(※先ほどの数式の末尾「0」の部分だけが 今度は「1」になります。)
入力後に「書式」をクリック。
2色目の選択ですが、目的の色が見つからない場合は「その他の色」から選択します。(下の画像では薄い黄色を選択。)
2色目が決定したところで「OK」をクリック。
2つの(2色の)ルールの設定が完了したので「OK」をクリック。
複数行を2色を使って交互に塗りつぶす設定が完了しました。
見出しナシの場合の設定
最上部に見出し(タイトル行)を作らない場合は以下の数式になります。
>1色目
=MOD(INT((ROW()-1)/5),2)=0
>2色目
=MOD(INT((ROW()-1)/5),2)=1
下の画像の部分の数値が先ほどと変わっています。
ここの数値は、色の繰り返しの設定が開始する行番号を入れる、と覚えておけばよいでしょう。(↓)
見出し(タイトル行)あり
見出し(タイトル行)なし
設定を適用させたまま下に行を追加したりする方法については、前回の記事をご覧ください。(↓)