Microsoft Wordを使って文書を作成する際に、箇条書きのうしろの部分がなかなか揃えられないことがあります。
下のように、うしろの文字列の文頭は揃ってたほうが見栄えがよいです。
1.「スペース」を挿入して揃える方法
まず、いちばん簡単なのは「全角スペース」を使って揃える方法です。
ただし下のように、書体(フォントスタイル)によっては、スペースを挿入しても揃わないことがあります。
(*下は「MS P明朝」の場合。)
この場合、文字列の幅が自動調整されているため、たとえ「半角スペース」を使ったとしてもなかなか揃えることができません。
2.「Tab」キーを使って揃える方法
「:(コロン)」以下の文頭のみを揃えたい場合には「Tab」キーを使います。
「:」のうしろにカーソルを合わせて、「Tab」キーを押します。
(*「:」を含めて揃えたい場合は、「:」の前にカーソルを合わせる。)
「:」のうしろの文字列だけが右に移動します。
次も列もカーソルを合わせて同様の操作をします。
カーソルのうしろの文字列が、きれいに揃いました。
下は3列めまで同様の操作をした場合。
「Tab」と「スペース」は何がちがうのか?
「スペース」は、単純に文字の間にスペースが挿入されただけです。
フォントスタイルによって、幅が変動することがあります。
それに対して「Tab」は、文字列の先頭を揃えるための『目に見えないラインが引かれる』という感覚でよいでしょう。
3.「文字の均等割り付け」で揃える方法
箇条書きを揃えることから離れて、
まずは「文字の均等割り付け」の操作法についてです。
「改行マーク」を含めて均等割り付け
以下のような文字列があったとします。
改行マークを含めた文字列をドラッグで選択し、「文字の均等割り付け」のボタンを押します。
ページ幅に合わせて、文字を均等に配置してくれます。
「改行マーク」を含めずに均等割り付け
次に、「改行マーク」を含めずにドラッグして、同様に「文字の均等割り付け」のボタンを押します。
すると、下のようなダイアログが表示されます。
ここに任意の値(字数)を入力し、「OK」をクリックすると…。
14文字の文字列を、入力した「20字」の幅に均等に配置してくれます。
ちなみに、14文字よりも少ない値にすると…。
文字の幅を縮めて、均等に配置されます。
ではここから、先ほどの箇条書きを揃える作業です。
項目名をドラッグして選択して「文字列の均等割り付け」ボタンをクリックし、ダイアログを表示させます。
いちばん文字数が多いのが「集合時間」の4字ですから、
ここではそれに合わせて「4字」と入力し、「OK」をクリックします。
項目名が同じ幅になり、コロン以下も自動的に揃います。
3列めの「場所」も同様の操作で4字分の幅にします。
項目名の幅がすべて揃い、うしろの文字列もきれいに並びました。
ちなみに、文字列の幅は任意です。(*「4字」でなくても構いません。)
最後の「文字の均等割り付け」を使った揃え方が、いちばんきれいに見える方法だと、個人的には思います。