WordPressのビジュアルエディターにそれまで表示されていた『AddQuicktag』が消えてしまいました。
症状
『AddQuicktag』は、あらかじめ登録してあるタグやコードを、記事作成の際に簡単に呼び出すことができる、とても便利なプラグインです。
記事を頻繁に更新する人には必須ツールですが、WordPress5.6へのアップデートのタイミングでビジュアルエディターから消えてしまいました。
ちなみに使用テーマは『Cocoon』です。
テキストエディターには表示されているので、ビジュアルエディターに見えるようにするための対処法です。
WordPressのダウングレード
WP Downgradeをインストールする
上の画像のとおり、基本的にはバージョンダウンはできない仕様です。
まず『WP Downgrade』というプラグインを「インストール」し「有効化」します。
WP Downgradeを設定する
初期状態では、最新のWordPress5.6になっています。
一つ前のバージョンの「5.5.3」に書き換えて、「変更を保存」を押します。
更新の画面に戻ると、「5.5.3」が再インストールできるようになります。
前のバージョンが無事に戻ってきました。
投稿の画面に入りビジュアルエディターにすると、元どおりに「Quicktags」が表示されるようになっていました。
WordPressのダウングレードでも表示されない場合【追記】
後日「WordPress5.7.2」がリリースされたとき、別の理由で『AddQuicktag』が再び表示されなくなってしまいました。
それについては、管理画面で「チェック」を付けた項目が反映されないのが原因でした。
下は、そのときの対処法についての記事です。
Advanced Editor Toolsのダウングレード
『Advanced Editor Tools』(旧:「TinyMCE Advanced」)は、投稿編集画面のツールバーにいろいろな機能を付与してくれる、便利なプラグインです。
ダウンロード
WordPressを前のバージョンに戻したため、こちらもダウングレードするようにと、編集画面に警告が出ています。
「古いバージョンのプラグイン」を押す。
前のバージョンの「5.5.0」を選択する。
これで、パソコン上にダウンロードされます。
古いバージョンのインストール
プラグインの画面上で、「新規追加」→「プラグインのアップロード」を押します。
「ファイルを選択」から、パソコン上にダウンロードされた『tinymce-advanced 5.5.0』を開きます。
「今すぐインストール」を押し、次の画面でバージョンを確認したら、
「アップロードしたもので現在のものを置き換える」を押します。
ダウングレードが完了。
元どおりに表示されるようになりました。
WordPressのバージョンを再び最新バージョンにもどす方法
プラグインとの互換性やセキュリティーのことを考えると、いつまでも古いバージョンを使い続けることはできません。
任意のタイミングでいずれ最新バージョンに更新する必要があります。
その方法については以下の記事で。
さいごに
前述のとおり、ダウングレードはセキュリティ面でのリスクを伴うので、できれば実践したくはない対処法です。
WordPress 5.6に対応できてないのは、プラグインなのかテーマなのか、原因は定かではありません。
アップデートの状況を見ながら、なるべく早期に新しいバージョンに戻したほうがよいでしょう。
ちなみに、「WordPress 5.6にアップデートしてください」の通知は来なくなるので、新しいバージョンに戻す場合も『WP Downgrade』を使用します。
キャッシュの削除など、ネットに上がってる方法はひととおり試してみましたが、どれもうまくいきませんでした。