約1年前に購入したEWINのメカニカルキーボード(赤軸)です。
半年ほど前に、お醤油をぶちまけてしまい、そのあたりのキーの反応が悪くなっています。
とはいえ、いきなりではなく”徐々に”といった感じ。
そして今では S と Alt が5回に1回くらいしか反応しないような有様です。
なんといっても Ctrl+S(上書き保存)や Alt+D(セルを下にコピペ)など、わりと使用頻度の高いショートカットキーの反応が鈍いのはツラいところ。
実はこのキーボード、すご~く気に入ってまして、購入した直後には同製品の予備を追加で購入しており、今はその予備(新品)のほうを使ってます。
ただ、残念なことにこのキーボードはもう市場に出回っていないので、調子の悪い初号機のほうもどうにか現役復帰させたい!
原因は?
お醤油をこぼしてしまったとき、咄嗟にUSB端子をパソコンから引き抜いたので、どうやら回路のショートだけは免れたらしい。(←おそらくキースイッチに侵入する前だった。)
そのときは、お醤油がかかった部分をそのまま水で洗い流し、正常に動作するようになって事なきを得たわけですが。
まぁ”徐々に”反応が悪くなっていったのを考えれば、不具合の原因もなんとなく察しはつく。
お醤油がまだ残存していて、それにだんだんとほこりが付着したのではないか?
そんなわけで「修理」というより今回は分解・洗浄です。
なんか記事タイトルを詐欺ったみたくなってますが、最終的には正常に動作するようになったので、これを読んでいただいているかたには一応これも”修理”だと認定していただければ幸い。
分解する
裏面、4か所のネジを外します。
外側の2か所のネジはゴム足の下。
ネジがとれたら、あとは力業でバキバキ外すだけです。(隙間に差し込む工具があったほうがいい。なければマイナスドライバー等。)
オモテにしてキーキャップを取り外したら、見えている6本のネジを外します。(ネジ穴っぽいのがほかにもいくつかあって紛らわしい。)
ネジを受ける側は金属ではなく、先の尖った木ネジっぽいのがプラにそのままねじ込んであるので、最後にまた取り付けるときには締め過ぎないよう注意が必要です。(※電動工具はたぶんNG。手締めで。)
コネクタを引き抜いてUSBケーブルを取り外しておく。(抜きづらいときはピンセットなどで。)
このあと専用工具を使ってキースイッチを引き抜こうとしましたが、ガッチリ取り付けてあっていくら引っ張っても抜けないので、バラすのはここまで。
あとはこの状態のまま、ケーブル以外すべて水ブッかけて洗浄です。
キースイッチが付いたままの基盤は、水圧MAXで洗ったあと、歯ブラシでゴシゴシ。
キーキャップは食器用洗剤を薄めた液体の中に、たまにかき回しながら1時間ほど浸け置き。
ピッカピカになりました。
完全に乾くのを待って もと通りに組み付けると…
1年使用してますから、キートップに若干のテカりはあるものの、見ちがえるように綺麗になりました。
新品(上)と修理品(下)をいっしょに並べてみる。
見た目は十分かな。
あとは、、お醤油がちゃんと剥がれてるかだが…。(ドキドキ…)
洗浄後の動作は?
ここ数日は新品の予備のほうを使用していた感覚もあって、それと比べれば修理品のほうは押下時に若干の引っ掛かりを感じます。
>>たぶんキースイッチの摩耗、つまりは使用による劣化の部類なので、これはまぁどうしようもありません。
…で、肝心の S と Alt はというと。。
うれしいことに問題なく反応してくれるようになりました。
そしてこれはあとで気づきましたが、部分的に薄れていたはずのキー発光も もとどおりの明るさに!
そんなわけで、大切な予備(新品)のほうは晴れてまたお蔵入り。
今回の修理品はこれからもまだまだ頑張ってくれることでしょう。
おしまい