ずっと気になっていたラべリアマイク(ピンマイク)、Sonyの『ECM-LV1』が届きました。
デジタル一眼レフカメラなどに繋ぎ、ステレオで音声を収録できる、マイクとしては比較的安価な部類の製品です。
私の場合はパソコンに接続して音声を収録するのが、今回の購入の目的です。
購入したワケ
こちらは現在のウチの主力3選手です。
どれも、音質には満足しているのですが…。



SHUREのダイナミックマイク。パソコン画面を使っての録画の際に、マイク本体がどうしても視界を遮ってしまう。ほか、環境音対策が難しい…などなど。
SHUREのヘッドウォーンマイク。頭に装着するタイプなので、長時間の収録ではこめかみの締め付けに耐えられない。
Logicoolのヘッドセット。汗や蒸れのため真夏には使用できない。(あくまで個人的な環境や体質として。)
…以上、諸々の理由で、今回SonyのECM-LV1の購入に至った次第。

仕様・外観
最大外形寸法 | 最大径11㎜ × 長さ32㎜ (※マイク部) |
質量 | 約12g (※本体・コード含む) |
チャンネル音声出力 | 2ch |
電源供給方法 | プラグインパワー |
形式 | エレクトレットコンデンサー型 |
モノラル/ステレオ | 2ch |
指向性 | 無指向性 |
周波数特性 | 50Hz – 15,000Hz |
まず付属品から。
本体とウインドスクリーン・取扱説明書です。

集音部は本体の左右に計2か所あります。

機器との接続部は3極のステレオミニプラグです。

本体とクリップとの接点は回転させることが可能。
服のどの部分に留めても、口に対して本体が横向きになるように、角度を変えられます。

ウインドスクリーンを装着するとこんな感じ。


音質について
音声をテスト収録してみました。
加工は①MP4への変換、②音量調整のみ。
パソコンとの接続に使ったオーディオインターフェースはAG03です。
※音量に注意(90dB)

実際の音声
襟元に装着したときの音声(↓)使用した感想

正直、結果は期待以上でした。
左右から集音してるだけあって、襟元に装着したときは、広範囲の音をクリアに拾っているのが分かります。
ホワイトノイズはまぁ許容範囲。(少ない、ってこと。)
驚いたのはむしろ、手に持って収録したときの音声でした。
コンデンサーマイクと比べても遜色ないレンジ感。
こうやって使うのがホントは正解じゃない?…なんて思ってしまいました。
マイクは単純に、口に近づけるほど音が良くなるのも理由のひとつですが。
近づけた分だけゲインを下げることができるので、必然的に環境音が小さくなる ってことです。
そういったわけで、『ECM-LV1』は予想をはるかに上回る性能でした、っていうオチ。
前回の「Snowball iCE」もだったけど、最近よくアタリ引くなぁ。
…買いです、コレ。