CanonのMAXIFYシリーズ(MB5430/MB5130/iB4130)で、「残量を正しく検知できないインクがあります」というメッセージが表示された際、強制的にインクタンクを交換する方法です。
エラー発生
iB4030(旧モデル)を使用の際に、以下のメッセージが表示されました。
イエローの残量が検知できないエラーです。
使用していたインクについて
iB4030は半年前から、インク代節約のため互換インクを使用していました。
このインクはすでに20本近く使用して初めてのエラーなので、互換品としては非常に優秀です。
(少なくともインク漏れは発生していません。)
また、このプリンターでの印刷枚数は8万枚を超えており、純正インクでもこのエラーは発生することがあるようなので、かならずしも互換インクが原因とは言いがたい状況です。
トラブルの内容
Canonのビジネスプリンター「MAXIFY」シリーズは、インク切れを適切に検知していない場合は、前カバーを開けてもインクカートリッジが右奥にロックされた状態で、動かすことができません。
つまり、機械の指示どおりの手順を踏まなければ、インクタンクを交換できない仕様ということです。
すでにメーカーの修理対応も終了している機種なので、ネット上の情報をもとに、強制的にインクタンクを交換する方法を試してみました。
インクタンクを強制的に交換する方法
この方法は、以下のクチコミを参考にしました。
まず残量検知エラーが発生している状態のまま、印刷を開始します。
そして、印刷中にコンセントを抜いて強制的に電源をOFFにします。
すると、インクカートリッジが中央付近で停止します。
用紙が途中で止まった(詰まった)状態になるので、後カバーを開けて用紙を引き抜いて取り除きます。
次に、交換したいインクタンク(イエロー)が正面にくるように、手動で移動させます。
下の写真のレバーを下げると、「カチッ」っと外れるので、インクタンクを取り外します。
インクタンクが取り外されたこの状態のまま、コンセントを挿して、電源をONにします。
インクタンクを取り付けていないので、「インク 確認してください」のエラーが表示されます。
ここで、前カバーを開けて、新しいインクタンクを取り付けます。
電源をONにすると、インク残量が正しく表示されるようになります。
受信できるようにするには、電源をいったんOFFにして(電源ボタンを長押し)、プリンターを再起動させます。
これで正常に印刷できるようになります。