まず、この記事を書こうと思ったきっかけはコレ。
サンコーの細長い小型モニターです。(*本記事とは関係ありません、いちおう念のため。)
コレ、サブモニターとして ツイキャスなんかに利用している人がけっこう多いらしい。
ちなみに ワタシはライブ配信などはやってませんが。
じゃあ何に使うの?
ワタシの用途は「アイコン置き場」。
つまり、小型ディスプレイにデスクトップアイコンを置けると便利かも、…って思ったわけです。
タブレットをモニター化できるのか?
ある日 各メーカーの小型ディスプレイを Amazonで物色しながらも ふと考える。
「タブレットの液晶をモニター代わりにする …なんてできないよねぇ?笑」
…で、いちおう試しにググってみたところ・・・
できるんかーい
し、知らなかった・・
さらに調べてみたら、手順もわりと簡単そう。…なので、タテ型モニターを購入するという案はひとまず却下です。
そしてかき集めました、眠ってた古~いタブレットたち。(↓)
Miixとか だいぶ懐かしいな…
さてさて、このなかで どれならモニターとして利用できると思います??
正解は・・・
Fireタブ、Winタブ、どちらもモニター化は可能です。(Androidタブでも たぶんイケる、、持ってませんが。)
Fireタブレットをサブモニター化
そんなわけで早速 Fireタブレットのモニター化にチャレンジしてみましょう。
使用する端末はFire HD 7です
メイン端末の設定(デスクトップPC)
以下のホームページから、専用のドライバーをダウンロードしてインストールします。
>>公式:spacedesk display driver software
インストールの完了を確認。
サブ端末の設定(Fire HD 7)
アプリストアを開き、「spacedesk」というアプリをインストールします。
接続する
Fire HD 7のほうでアプリを開きます。
すると ここにパソコンのIPアドレスが表示されるはず・・・
表示されてないじゃん…
ファイアウォールのせいかな?
パソコン側の設定から「更新とセキュリティ」で「Windows セキュリティ」を開く。
「ファイアウォールとネットワーク保護」を選択し、「プライベート ネットワーク」を開きます。
「Microsoft Defender ファイアウォール」を「オフ」にしてみる。
そしてふたたびタブレットの画面を見ると…。
出てきた
IPアドレスをタップして・・・
おおぉ…っと、デスクトップ画面が出現。
でも向き おかしくね?
いったんホーム画面にもどって、「settings」
…たぶんコレですね。
「オートで回転」みたいなことが書いてあるからチェックを付ける。
もどってもう一度IPアドレスをタップ。
今度こそOKです。デスクトップアイコンも無事ここへ移動できました。
ディスプレイを見てみると、(もともとが縦2画面なので)3番目のモニターとして認識されています。
実際タブレットは メインモニター左の低い位置に置いてあるので、設定を変えて「適用」をクリック。
使ってみて分かったこと
① 意外にもちゃんと使える
タブレットの画面上でWordやExcelなどの編集作業もできます、まぁサイズは小さいですけどね。
文字入力の遅延なんかはありませんし、ショートカットキーにもちゃんと反応する。
普通のモニターと同じ感覚で扱えます
② タブレットのみも操作できる
タッチ操作でアイコンを動かしたりはもちろん、ファイル・フォルダを開いたり、あとはタッチキーボードもフツーに使えます。
感覚的にはリモートデスクトップと同じってことです。
それって地味にスゴいんじゃね?
③ …しかし マウスポインターやアイコンの動きはモッサリ…
タブレット側のグラフィック性能に依存するような操作ではかなりモッサリ。
大昔のHD7だからでしょうが、ポインターやアイコンの動きはカクカク、遅延もヒドいです。
ワタシのように「アイコン置き場」と考えるなら、少しでもスペックの高いタブレットを選んだほうがよさそうですね。
Windowsタブレットをサブモニター化
Winタブのほうは端末のトラブルによりモニター化を結局諦めてしまったので 失敗談みたいになってますが、手順はたぶんまちがってません。導入方法を いちおうメモとして記載しました。(↓)
サブモニター側で使用する端末はYoga Tab 8です
サブ端末の設定(Windowsタブレット)
まずはタブレット側の設定です。
スタートメニューの「設定」から「システム」を開きます。
「このPCへのプロジェクション」を開く。
ここで「許可した場合は、一部のWindowsとAndroidデバイスからこのPCに出力できます」の設定を変える必要がありますが、グレーアウトしていてこのままでは変更できません。
「機能の追加」を開く。
「ワイヤレス ディスプレイ」にチェックを付け、「インストール」をクリック。
インストール完了。
(グレーアウトしていた)先ほどの設定項目が変更可能になったので、「どこでも使える」にする。
スタートメニューから「接続」をクリック。
サブモニター側の準備が整った模様。
接続する
次にメインのパソコン側の操作でタブレットに接続します。
アクションセンターから「接続」をクリック。
スタートメニューの「接続」とアクションセンターの「接続」は
名前は同じだけど 役割がぜんぜんちがうから注意ね
サブ側のパソコン名が現れるのでクリック。
ハイ これでサブのタブレット側に、メインのパソコンの画面が表示されるはずです。
…ん?!
あらあら…
なんでやねん…
設定をひととおり弄ってみましたが、有効な対処は発見できませんでした。
…というか、情報を集めたかぎりでは手順にまちがいなさそうなので、タブレット端末かパソコンのほうにナニか問題があったのであろう。
どっちもWindows(Microsoft)のアカウント登録をしてないのが原因かもよ?!
映し出される画面では、エクスプローラーやウェブのように、アプリとしてウィンドウ内に表示されるので、あとはそれを全画面表示にすれば、見た目はサブディスプレイと同じになります(…らしいです)
そんなわけで、…ワタクシはWinタブのモニター化は潔く諦めます、あしからず。
結局 小型ディスプレイを購入する意味はあるの?
今回は文鎮化しているタブレットを モニターとして有効利用する方法をここまで紹介してきました。
ただ そうは言ってもやはりタブレット、、
電源を入れたりソフトを立ち上げたりは毎回しなきゃならないわけですし、所どころでモッサリの動作には忍耐も必要です。
それと比較すれば(タブレットではなく)小型ディスプレイなら、サイズ感を考えると少々割高なガジェットとはいえ、ストレスフリーで利用できます(たぶん)。
…なので、余ったタブレットをディスプレイ化するのはとりあえず可能ですが、小型ディスプレイを新たに購入しても無駄ではない、というのが、ワタシの出した結論でした。
お・し・ま・い