かなり古いパソコンの、CPUのグリス塗り直しと、メモリ増設の作業です。
- 筐体:HP Compaq Pro 6300 Small Form Factor
- CPU:Core i5-3470 3.2GHz
- RAM:8GB(4GB×2)
Windows11機を導入するまではこのパソコンにがんばってほしいと思ってますが、動画の収録や編集などの作業の際にはメモリ使用量は85%を超え、CPUの挙動も最近になって若干怪しくなってきました。
これまで、カバーを開けて埃を除去するくらいしかやってなかったので、今回はちょっとだけ丁寧にメンテナンスをしてあげようと思った次第です。
準備
CPUグリスに、メモリは8GB×2枚。あとは工具とパソコン内部清掃用のハケです。
このときは時間に余裕がなく、筐体(ケース)は縦向きのままで作業。
接続してある周辺機器も繋ぎっぱなしです。(電源ケーブルだけは抜いておきました。)
作業工程はすべて自己判断でやっていますので、手順に誤りがある場合はあしからずです。
CPU周り
ケースのカバーを取り外すと、CPUが隠れているであろう右下の部分にカバーが見えるので、これを取り外します。
4隅のネジを緩めて、ヒートシンクを取り外します。
グリスはやはり乾燥してしまっています。
(ホコリであまりに汚いので小さな画像で。)
乾燥したグリスを拭き取ると、CPUの型番が出てきました。
同様にヒートシンク側もきれいに拭き取ります。
グリスは熱伝導率が8.5W/m・kの「KT-8085」を使用しました。
性能は数値の上でMX-4と同程度なので、安価ですがこれで十分でしょう。
付属のヘラを使ってグリスを広げて塗ります。
ホコリを落とし、ヒートシンクとカバーを元どおりに取り付けて、この作業は終了。
メモリの交換
メモリ(RAM)は4GB×2枚だったものを、8GB×2枚の計16GBに交換。
Timetecの「DDR3L-1600MHz-PC3L-12800-240Pin UDIMM」(1.35Vの低電圧仕様)です。
黒のソケットに刺さっていた2枚を取り外し、同じところ(黒のソケット)に新しいものを挿します。
(パソコンを立てたままの作業だったので、力をうまくかけられず挿すのに苦労しました。)
ケースのフタをはめて、電源ケーブルを元どおりに接続します。
電源を入れて、メモリが認識されるかを確認。
16GBがデュアルチャンネルでしっかりと動作しているようなので、作業はこれで終了です。
通常でこの状態なので裏で何か動いているようですが、このくらいなら簡単な動画の編集であれば支障なさそうです。