富士通の「ESPRIMO FH52/B1」のSSD換装をおこないます。
ノートPC用低電力CPUの「Celeron 3865U」で、性能はかなり低めです。
RAMを8GBにすることで(もともとは4GB)多少はマシになりましたが…。
それでも起動から通常運転までに10分ほどかかり、モッサリした動作は解消されず。
パソコン本体が自宅で巨大文鎮と化していました。
準備
SSDはSamsung 860 EVO 1TBを使用します。
発売から約3年のCPUですが、未だ人気のサムソンのEVO(イーボ)です。
発売当初は4~5万円ほど(1TBモデル)でしたが、タイムセール時に価格が1万円ほどになったので思い切って購入。
CPUの性能が低すぎるのでSSD化でモッサリをどこまで解消できるか まったく予測できませんでしたが、まだ比較的新しいこのパソコン(ESPRIMO)は液晶・スピーカーが非常に優秀なので、現役復帰への期待を込めて1TBのこのSSDをチョイスしました。
パソコンへの接続には、ロジテックのSSDケースを使用します。
SSDをケースに収め、パソコンのUSB端子に接続して準備は完了です。
システムデータのコピー(クローン)
- SSDをストレージとしてパソコンに認識させる
- システムデータをHDDからSSDにコピーする(クローン)
この2つの手順については、以下の別記事にて。
パソコンへの取り付け
本体背面の10か所のネジを外します。
本体右側の継ぎ目にマイナスドライバーなど先の細い工具を差し込んで、少しずつすき間を大きくしていきます。
ある程度すき間ができたところで左側を持ち上げると、わりとあっさり背面カバーを取り外すことができます。
右下にハードディスクを確認できます。
まず、2か所のネジを緩めて固定用のカバーを外したあと、SATAケーブルを抜いて、ハードディスクをマウンターごと取り外します。
ハードディスク本体のゴム付きネジ(振動防止用)も外しておきます。
変換ブラケットの取り付け【失敗】
2.5インチのSSDを3.5インチベイに変換するブラケット。
400円ほどのこの安い商品を購入したことが、後のトラブルにつながります。
取り付けてみましたが、SATAケーブルの長さが足りず、標準の固定位置に取り付けることができませんでした。
おそらく初心者あるあるでしょう(泣)。
当然ながら(?)、長めのSATAケーブルなんかもってません。
4隅に取り付けなければならないゴム付きネジを、中央に2本だけ取り付け、結局、カバーからはみ出す形で応急的に取り付けました。
多少グラグラしますが、SSDなので振動は不問。
ノートPCと違って動かすこともないので、とりあえずはこれで取り付け作業は終了します。
(本来ならばブラケットを別のものに変えるか、SATAケーブルを長いものに付け替える必要があるとは思いますが…。)
ケチらずに初めからサイズ自体を変換できるこういうのを買うのがおそらくは吉(↓)。
電源を入れると正常に起動しました。
デスクトップ画面が表示されるまでの時間を計測したら約25秒。
ウェブサイト閲覧(Chrome)の動作は、もちろん爆速とまではいかないまでも、十分に実用に足る性能になりました。