今回は、Windows10搭載パソコン『HP ProBook 4540s』のCPU交換と、交換後の性能を検証です。

このパソコン、昔 新品6万円くらいで購入した最廉価モデルで、32ビット版だったものを64ビット化してあり、CPUに関しては①Celeron 1000M>>②Core i3 2310M>>③Core i5 3230Mと徐々に性能アップさせてきた筐体です。
そして今回、④Core i7 3630QMへのCPU交換がいよいよ最終章となります。
Yahooフリマで安価購入
インテル第3世代CPUは通常の方法でWin11にアップグレードすることはできませんから、Win10のサポート期限である今年10月までのいわゆる延命処置なわけです。
とはいえ、このパソコンの使用頻度は年に1、2回ほど…^^;
だがしかし、Yahoo様から飛んできた1000円OFFクーポン込みで、ノート用のi7がなんと1,400円で購入できることを知る。

Ivy Bridge世代のノート用 i7を触ったことがないワタクシにとっては、このお手頃価格、スルーできようはずもありません。

もちろん中古よ

いちおう軽く説明をしておくと、末尾3000番台のこのCPUはインテル第3世代、
「Q」はクワッド(4コアってこと)、「M」はモバイル用(わりと低電力)って意味です。
(※ちなみに末尾「U」のモデルならこれよりさらに低電力です。)
そして送られてきたCPUはこちら(↓)
ピンの曲がり・折れはなく、グリスも綺麗に拭き取ってあって、状態は非常に良い。
(いちおう出品者さまの高評価を確認した上で購入してます。)
取り付け
HPのProBookは、内部を弄ることがちゃんと想定されてて、バッテリーやカバーから、ファン・ヒートパイプ・ヒートシンクの取り外しまででわずかネジ3本。
過去にこれと同世代くらいのTOSHIBAノートPCをやったときはネジ20本以上ありましたから、コレって地味にスゴいことなんです。
手順さえ分かってれば、わずか1~2分でCPUとご対面です。

>>取り外しの方法については過去の記事(こちらをクリック)で
あとはTDPが45Wになるのだけが若干の不安要素でしょうか。(i5まではすべて35W)
さてさて、どのくらいの性能アップになるのやら。

R23で性能比較
とりあえずこのパソコン歴代のi3、i5と、今回購入したi7のおおまかな仕様を比較してみましょう。(i3のみ第2世代なので公平性は欠きますが…。)
| i3 2310M | i5 3230M | i7 3630QM | |
|---|---|---|---|
| コア | 2 | 2 | 4 |
| スレッド | 4 | 4 | 8 |
| ベース | 2.1 GHz | 2.6 GHz | 2.4 GHz |
| ブースト | ─ | 3.2 GHz | 3.4 GHz |
| TDP | 35W | 35W | 45 W |
(※GPU性能は検証したとてドングリになりそうなので今回はやってません。)

以前 デスクPC用で検証してるしね
Core i3 2310M(↓)

Core i5 3230M(↓)

Core i7 3630QM(↓)

バッチリ、カタログ値どおりの結果です、これまでの約2倍のスコア。
シングルが弱いのは3630の仕様上しかたないとはいえ、マルチのスコアはN150くらいに相当しますから、普段づかいにはまったく問題ない性能になったといえるでしょう。(そもそもゲーム用途ではないので、シングル性能は特に関係ありません。)
そんなわけで、残り9ヶ月!…と割り切って購入できるなら、ワタクシと似たような境遇をお持ちのかたには十分お勧めできる今回のCPU交換でした。



