CPUのグリス塗り替えの作業をおこなうのは、東芝のノートパソコン
「dynabook Satellite B453/M」です。

底面パネルの取り外し
正直、底パネルの取り外しには今回なかなかに手間取りました。
まずはバッテリーを取り外す。

見える部分のネジをすべて外します。

この時点ですでに18本のネジを取り外してます。(大変でした…)
気づきませんでしたが、バッテリーの取り付け場所にさらに3本のネジ。

メインメモリ・ストレージ・光学ドライブの3つを取り外す。

さてさて、パネルを取り外そうとすると、中央部分がまだ留まったまま。

まいりましたよ。
底面のネジはすべて外してますし、シール下にも隠れてなさそう。
…となれば、もう上面のキーボードを剥がしてみるしかないです。(→正解でした。)

以前、”固定ネジなし”の互換キーボードに交換した際に、両面テープで固定してあります。(↓)
ですからあまり開けたくはないところなのですが、仕方ないので剥がしてみます。

ありました、1本だけ^^;
ここは「素人にはなにがなんでも開けさせない」という、メーカーさんの強い意志が感じられます。

ようやく底面パネルを開くことができました。

グリス塗り替えとファン周りの清掃
見えている部分のネジを外し、ヒートシンクとファンを取り外します。


カピカピになってる10年前のグリスを、新しいものに塗り替えます。


ファン周りを清掃し、部品とパネルを元どおりにして作業終了。
清掃には前回と同様、ハケと電動エアダスターを使用しました。
その後
(*イージーなミスなのでここから先は未読でもOKです。)
メンテナンスしたはずなのに、作業前よりも明らかに動作が遅くなってしまいました。
- CPU使用率が40%に張り付いている。(タスクマネージャー)
- ファンから「カタッ、カタッ」という音。(回転している音ではない。)
でもさすがにこれは、すぐに察しがつきました。
動作が遅い原因はおそらくシステム制御によるもの。
(CPUの冷却トラブルで上限が40%になってしまっている?!)
ファンに何かが絡まっているのでは?と、再び22本のネジを外し、パネルを開けてみると…。

内部に貼ってあった何かの古いシールが剥がれて、ファンに挟まってました。(おしまい)