教務のスキルを身につける方法~塾講師は若いうちが勝負です~

指導メモ
こちらは塾講師向きの記事です。

子どもが学校や塾などで、いかに効率よく学力や知識を身につけられるか。

小・中学生の場合など特に、教師や講師の教務スキルに頼るところが大きいです。

低学年ほど教える側の能力の差が、子どもの学力の差に顕著に表れます。

こちらの記事では、教務スキルの身につけ方について考えていきます。

授業の準備をするのはいつ?

  次の授業の準備をするのは、その日授業が終わったあとすぐにやってしまうのがベストです。

その日の授業直後に、次の授業の最適プランが頭に浮かんでいることはありませんか?

おそらく体力的にはヘトヘトな状態ですが、頭はいちばん冴えているはずです。

その日の授業の子どもたちの反応や定着度について、次の授業のためにメモを残すはずです。

ただ、「ここの部分はあとこのくらい練習が必要」という細かい感覚は、数日経つと頭から消えてしまいますよね。

授業の流れを思い出しながら、新しいものを作っていく作業は結構な重労働です。

時間も倍近くかかってしまう上に、授業計画や教材の完成度も低くなってしまいます。

ですから作業効率の面から考えても、このやり方を実践するメリットは大です。

次の授業の日がきたら、すでに作成済みの授業プランやプリントを確認しながら、あとは必要に応じて手直しをするだけ。

個人的には、授業の準備に関してベストなやり方だと思います。

問題を作成すること

塾によって、自作の教材で授業を進めるところもあれば、既製テキストを利用している塾もあるでしょう。

講師に力量さえあれば、それはどちらでもよいと思います。

ただ、問題作成という作業は、特に若いうちはやっておかなければなりません。

たとえば若い講師に既製のテキストを与え、それを使って授業をするように指示する。

おそらくそれでは、その講師は育たないでしょう。

各教科の問題の一つ一つ、その本質は作成する立場に立たないと見えるものではありません。

本棚にあるテキストをコピーして、切り貼りしタイトルをつける。

そんなのは教材作成といえるものではありませんからね。

年齢が若いうちは特に、一度は教材作成に没頭する時期を過ごすことが、必要不可欠ではないでしょうか?

自分のやっている授業が自分で見えていますか?

分かりやすく言うと、授業をやっている自分自身を、客観視できる目をもっているかということです。

授業に熱が入りすぎるあまり、気づいたら子どもを置き去りにしてしまうことはありませんか?

顔を上げて真剣に講師の説明を聞いているときでも、子どもは思ったほどは話の内容を理解できていません。

そして、こちらがいくら声を張り上げたところで、その状況は変わりません。

まずその状況を、教える側が素早く察知すること。

ただ、いくら経験を積み重ねても、講師に子どものそのときの内面を理解しようとする意識がなければ、身につくことはないでしょう。

授業は、講師が準備したものを披露する場ではありませんし、講師が主役でもありません。

いつも子どもたちに目を配り、子どもの反応が悪くなったと感じたら、その原因となった自分の言動を振り返る。

それをいつも記憶しておきながら、改善する努力を怠らないようにする。

講師も年齢が上がるにつれ、自分の主義・方針を変えることが難しくなってきます。

若いうちが勝負です!

録画用機材があれば自分の授業を一度見てみるとよいかもです。
これは私の若いころの経験です。
ある先輩講師が、教室のうしろから授業をこっそり録画しておいて、それを私に見せてくれたことがありました。
そこに映っていたのは…
  解説がただただ早口な自分。
  理解させられないのを子どもたちのせいにしていた自分。
  教える側に問題があることにまったく気づいていない自分。
子どものことを知るよりも先に、まず自分自身のことを知ることが重要です。

おわりに

日々淡々と授業をこなしているだけでは、講師自身が成長することはできません。

のちのち自分の指導力のなさに悩む日が必ずやってきます。

子どもたちに本気で向き合いたいのであれば、子どもを成長させる前に、まず自分自身を成長させる方法を模索すべきではないのでしょうか?

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