宿題をやらない子たちにやる気を起こさせる指導について

指導メモ

子どもたちにやる気を起こさせるには、こちらも大きなエネルギーを必要とします。

宿題をたくさん与えてただ「やりなさい。」では、子どももそれで「やろう!」とは思ってくれません。

多くの大人たちも、子ども時代にそういう経験はしてきているのではないでしょうか?

この記事はウチの塾での宿題の与え方に関する例です

興味がない方はこの記事はスルーしてください!

ウチの塾で生徒に課している宿題は、おそらく普通の塾の半分以下の分量です。

それは「勉強量」がものをいう中3受験生に対しても同じ。ハッキリ言って少ないです。

それでも塾生たちは、他の塾と同等かそれ以上の問題数を、卒業までにこなしていきます。

量も大事だがそれ以上に中身も大事

子どもたちは、課題を与えなければついつい楽をしてしまうという傾向はたしかにあります。

それは成績上位の子たちにおいても同様です。

普段は高い意識でやれていても、学校の行事などが重なり、疲れているときもあります。

責任感の強い子はそういうとき、何としてでも終わらせようとするでしょう。

しかしそれは、普段やっている「中身のある勉強」とはかけ離れたものです。

スケジュール的に追い込まれてしまう状況は、テスト直前の追い込まれ方とはちがいます。

つまり終わらせなきゃ」と「覚えなきゃの違いです。

課題を与えなくても進んで勉強する環境づくり

たくさんの宿題を課すことに対して、私自身どちらかといえば肯定派です。

練習量は試験当日に「自信」となって表れます。

やらせ方次第で、大きな成果をあげられることも、私自身経験してきていることです。

ただ、子どもたちが自ら考えて勉強をしてくれたほうが、対時間効果に優れていることもまた事実です。

ここからは、過剰に宿題を与えなくても、子どもたちが進んで勉強をしてくれる環境づくりについて、やらない原因を解消していく形で考えいてきます。

あくまでウチの塾のやり方ですから、読まれる方はあくまでも参考程度に。

なぜ子どもたちは勉強をしないのか?

いざ「勉強をしよう」という段になったとき、学習教材の選択肢が少ないということが、原因のひとつとして考えられます。

自分の手元に適切な教材を持ち合わせていない場合、教科書を広げ、ノートにまとめ始めたりする子も多いでしょう。

「やりたいときにやりたい勉強ができる」というのは、そのときの子どものモチベーションを下げてしまわないために大切なことです。

そんなときパソコンと印刷機器を設置し、自分でプリントを取り出せる環境があればベスト。

ウチの塾の場合もできるだけ低投資に抑えて、そのような機器を備えつけてます。

あとは子どものやる気を、その機器に向けてあげるだけです。

子どもたちがやる気にならないのはなぜか?

やるべき課題を、こちら主導で決める場面が多いからだと思います。

たとえば学校のテストの結果が返されたとき。

○○の勉強が足りていないから、コレやっておきなさい!

そういう言い方をしても、子どものモチベーションはなかなか上がりませんよね。

ではこういうやり取りならばどうでしょうか?

講師:『できていないところはどこだった?

生徒:「○○でした。」

講師:『どうしてできなかったと思う?

生徒:「勉強したけど間違えてしまったんですよ。」「ココもともと苦手なんですよ。」

講師:『大事な単元だね。いいテキスト(プリント)があるからやってみる?

 

やることを自分で決めさせるのが大切なんですよね。

もしココでその子が「やります!」と言わない場合は、ゴリ押しせずに一旦引き下がります。

ただ、子どもの行動や言動なんて、日によって変わるものです。

後日改めて同じやりとりをすると、今度はこちらのアドバイスを、あっさりと受け入れたりしますから。

「やらせる」ではなく「やるよう導く」

たくさんの宿題を出して、それを一括管理するほうが、おそらく効率的ではあります。

それは多くの塾生と講師を抱える大手の学習塾であれば尚更でしょう。

逆に勉強を「やるように導く」のは、「させる」より何倍も労力と気力を消費します。

あくまで私の感覚ですが、対学習時間効果としては2倍くらいの開きがあります。

ここで、宿題を「させて」いたときとは明らかに変化が見られたことを2つ。

  1. こちらの予想をはるかに上回る、成績の伸びを見せる子が出てきたこと。
  2. 高校にギリギリで合格を果たした子でも、進学後に上位の成績をとれるようになったこと。

高校生から話を聞くかぎりでは、進学後に成績が低迷している子は、今のところほとんどいないようです。

そして「知識」よりも「学ぶ姿勢」を塾で身につけて卒業したことを、子どもたち自身もちゃんと理解しています。

高校進学後も、テスト期間ともなると、たくさんの卒業生たちが自習室に勉強をしに来ます。

勉強しに来たの?

そう尋ねるとたいがいの子が、

ココ(塾)だとナンか集中できるんです!

…だそうです。

一人一人に目を行き届かることができる個人塾こそ試してほしい、宿題と生徒の管理方法でした。

タイトルとURLをコピーしました